さかえや
営業時間:11:00〜19:00
定休日:木曜日
テーブル上の調味料:胡椒、一味唐辛子
ティッシュの有無:店内何個かBOXティッシュ
接客:気にならない
画像:もりそば 550円

上山十日町通りの一本裏手にある蕎麦屋。温かい中華そばと、この店の名物である中華ぶっかけを食べたことはあったが、蕎麦をいただくのは初めてである。この通りは蔵が多く、そこかしこの民家の軒先きに柿のれんがぶら下がってたりと風情があって好きだ。

例によって、もりそばを注文してから品書きをじっくり眺める…板そば(玉子orとろろ付)850円、天ざる1150円かあ、なかなかリーズナブルで好感もてるな。そういえば、蕎麦の本を読んでいると蕎麦ツユに鶏やうずらの生卵をポチャンと入れて食べさせる店が結構あるようだが、まだ当ったことがない…決して「おいしそう!」とか魅惑の組み合わせだなんて思わないが妙に気になる。蕎麦、ツユ、ネギ、ワサビだけのシンプルな世界に肉だの魚と言われると「いやいや、ちがうんだよな〜」と門前払いできるのだが、生卵となると「え?ううっ…」とひるみながら受け入れてしまえるような気がする。肉?魚?煮たり焼いたりされて温かい蕎麦の上にでも乗ってなさい!え、生卵?他に行くあて…な、ないの?じゃあいいよ、上がってけ上がってけ!そんなニュアンスが通じるだろうか?

相変わらず馬鹿なことを考えていると、蕎麦を乗せた盆が運ばれてきた。う〜ん、美しい!この店のネギも瑞々しくシャキッと輝いてるし、漬け物も古漬けだろうか地味な色合いが何ともおいしそうだ。2、3本たぐってツユをつけずにスススッ…ツルツルしつつもコシの強い二八蕎麦の食感を楽しんでいると、香りがフワリと広がって「あ〜これこれ」と頬が弛んでくる。ツユにひたしてズズッ、ワサビをひとつまみのせてズズズッ…しかし、特においしいと言われる新蕎麦の時期に蕎麦好きになった身としては、ひょっとしたら今がピークでこの後月日がたつごとに蕎麦の味は落ちていってしまうのだろうか?としょうもない心配もしてみたりする。まさか、そんなことないよな…夏になったら蕎麦がまずくなったので蕎麦屋から客が消えたなんて話し聞いたことないもんな…

ニヤけたり頭をひねったりしながら蕎麦をたぐっていると、店のおばちゃんが「これ、良かったどうぞ」とテーブルに小皿を置いてくれた。のぞき込むと、おおっ!これは中華ぶっかけにドサッと乗ってるタマネギの天ぷらじゃないか!もりそば1枚550円きりの客である私にこのようなほどこし…ありがたき幸せ。必要以上に卑屈な気分になりつつも「ありがとうございます」と素直にいただく。さあ、こいつがラインナップに加わったことによって順列組合わせがちょっと複雑なことになってきたぞ!とりあえず、蕎麦とワサビでみっちり蕎麦の香りを楽しんでから、最後の最後でタマネギをツユに投入!焦がしたネギの香ばしさとカリカリ感を楽しみ、ちょっと油っぽくなったツユで蕎麦をすする…ああ、やっぱり油が関わると香りが死ぬなあ…でも、これはこれでジャンクな味わいとして楽しもう。タマネギをもうひとかけら入れてネギと一緒にガブリ!サクサクシャキシャキ、サクサクシャキシャキ。〆は蕎麦湯と古漬けでクールダウン、蕎麦のおいしい店は蕎麦湯もおいしいなあ…油の重みも加わり満腹満足でごちそうさまでした。
再来店の可能性:○
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《関連リンク》山形ラーメン消化機構『さかえや』
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