たから亭
営業時間:11:00〜15:00、17:00〜20:00(日祝は休憩なし)
定休日:水曜日(祝日の時は木曜休)
テーブル上の調味料:一味唐辛子
ティッシュの有無:紙おしぼり
接客:気にならない
画像:もりそば 600円

路地裏の大きな民家を改築した店舗…とは言っても、七兵衛そばなどのように古民家をそのまま利用してるというわけではなく、民家をベースに和のテイストを生かしておしゃれにリフォームした感じ…といえば通じるだろうか?庭に面した廊下や大きな池も趣きある空間になっている。全席ゆったりできるスペースのある座敷き。土曜の昼時に訪れたのだが、客は市内の中小企業の社長夫妻という雰囲気の連れが2組、店員とも顔馴染みらしく挨拶し、その後その2組も顔見知りだったらしく大きな声で前日の忘年会のことなど話していた。
注文はいつも通り『もりそば』、蕎麦だけ同量おかわりの『もういっちょ(400円』というメニューが気になる…雰囲気的に量が少なそうだな。社長風のお客さんがそれぞれ大盛りやもういっちょを頼んでるのが聞こえる…まあ、足りなかったらその時だ。窓の外を眺めていると、奥の座敷きにいたサラリーマン2人組が食事を終え出て来て、社長風グループに挨拶をしている…ボク以外全員知り合いかよ!と、社長風の1人がこっちに向って声をかけてきた「ちょっと、そこの君!うん、君だ君!君は若いのに蕎麦が好きなのかね…見た所、稼ぎが多そうには見えないし注文も『もりそば』のみ、ここの蕎麦屋は味はいいが量が少なめなのが玉に傷…もし君が嫌じゃなかったら『もういっちょ』を一杯、私からご馳走させてくれないかね?いや、私も若い頃から蕎麦が好きだったんだが、なかなか腹一杯は食べられず先輩方に世話になってきたももももも…

そんな妄想をしてるうちに蕎麦が運ばれてきた。写真を撮ろうと器を動かしてハッとする…皿も蕎麦猪口も冷やしてある!すごいなあ…これもアレか、気使いってやつか?てやんでベラボウめ!意味もなく勢いよく蕎麦をすすり上げる、ズズッ!コシの強い硬めの感触が舌に触れ、奥歯で噛むと蕎麦の香りがパッパッと広がる。あららら…おいしいわ、一休で感じたようなクルミのような香ばしさがある…こういう蕎麦って多いのかなあ?ツユをつけてズズズッ!本ワサビをのせてズズズッ!ああ、やっぱり香り高くおいしい蕎麦だ…再びツユをつけずにズズッとすする…ホントくせになる香ばしさだなあ…最近は、もうネギは使わないことにしているので、蕎麦をツユにチャプリ、上に本ワサビをチョコンとのせてズズッズズッとやってるうちに皿の上は寂しくなってくる…やっぱり、ちょっと量が少ないんだな。
「どうぞ」と運ばれた蕎麦湯はトロリとしていて、蕎麦猪口に注ぐと鰹節の香りがフワッと立ってきた。まるで椀のフタを開けたお吸い物のようだ…チビリチビリと注ぎ足しながら湯桶の中身を全部飲み干し、席を立つ。玄関脇の喫煙スペースで社長風が煙草を吸っている…目が合ったらどうしようかと思った(どうもせんでいい)が、社長風は天井の太い梁を見上げ満足気に鼻から煙を吐いていた。
再来店の可能性:○
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