松茶庵
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
テーブル上の調味料:一味唐辛子、胡椒、辣油
ティッシュの有無:店内BOXティッシュいくつか
接客:気にならない
画像:もりそば 500円
おかしい…正月休みの間しばし蕎麦から離れていたせいか、昼休み近くなり腹が減っても何だか蕎麦という気分にならない…もっと、ラーメンとか揚げ物とか…つまりは、蕎麦にハマる以前の味覚に戻ってしまったようであった。まいったなと思ってるうちに昼休み…でも、まだふんぎりがつかない。理性は蕎麦を、本能は油を求めてキッパリと意見が対立してしまっている。蕎麦に踏み切れない理由はもうひとつあった…この辺りにある、本やネットで調べた「おいしい」と評判の店はほとんど行き尽くしてしまったのだ。あとは、中華そば等バラエティーなメニューを扱う店にイチかバチかで入ってみるしかないのだ。おいしい蕎麦である可能性が高いのであれば、まだ本能を説き伏せる事もできるだろうが、可能性が低いとなると俄然分が悪い。
8割方、会社近くのラーメン屋に気持ちが固まったのだが、外に出るとさっきまでの晴天が嘘のように雨が降ってる。これは、ある意味チャンスだ!本能に「雨の中を傘さしていくのもダルいから、どうせなら車で出ましょうよ」と誘いをかける「そっかあ、まあ…そうだな」よし、ノッた!車に乗っちまえばこっち(どっち?)のもんだ、中華そばのおいしい店を何軒か素通りした後、バスターミナルの先にあるこの店に入った。

せまい駐車場にどうにか車を押し込み、暖簾をくぐる。テーブル席に座って品書きを見やる…と、『もりそば(500円』えっ!ご、ごひゃくえん?これはヤバいなあ…ここらの相場は550円で、それでもウドン粉蕎麦の出てくる確立が低くはないのに500円とは危険だ…しかし、品書きの蕎麦メニューは少なくないし、座敷きのお客さんにはちゃんと蕎麦湯も出てるようだ…よし、と意を決して『もりそば』を注文。改めて他のメニューに目を通す…『ざるそば(550円』『鴨なんばんそば(750円』大盛りは各種100円かあ…やはり、ここらの店に比べるとかなり安い価格設定だ。それに、中華そば、うどん、ドンブリの各メニューもかなり品数が多く、ウドン粉蕎麦の気配が濃厚に…戦々恐々としていると、おばちゃんが盆を運んできた…

あれっ?見るからにおいしそうな蕎麦だ。ウドン粉が多いと妙にツヤツヤしてるんだけど、そんなことない…細打ちで、いい色してる…しかも、これ手打ちどころか、手切りだよ…蕎麦の太さにちょっとバラつきがある。こんな細いのよく切れるなあ…感心しつつ、2、3本たぐってズズッ!甘味のある蕎麦の香りがパッと広がり、咀嚼と共にあのクルミのような香ばしい匂いが口いっぱいに広がる「ええ〜っ?えぇ〜」心の中で驚愕しつつ、もうひとたぐりズズズッ!やっぱり…『一休』『たから亭』2軒の正直あまり量の多くない蕎麦でしか体感したことのないこの香りが、500円の蕎麦で味わえるとは!ツユにひたしてズズズッ!本ワサビをのせてズズズッ!おいしい…文句なしにおいしい…

十割で細くてブチブチ切れる蕎麦の店を思い出しつつ、石臼だの自家製粉だのと看板に仰々しく書いてなくても、こんなにおいしい二八蕎麦をこんなに安く食べさせてくれる店があるのだなあ…ていうか、もう少し宣伝上手ならアソコとかアソコみたいに立派な店舗と大きな駐車場が作れるだろうに…いやいや、それをしないとこがアレなんだろうな、不器用というか何というか…この店の店主を勝手に想像して、勝手に感動。漬け物も青菜漬けと白菜漬けがたっぷり、蕎麦湯はまあそんなにドロドロではないが、それは高望みというもの…ツユも多めでホント素晴しい!
今のところ、山形で一番…いや、ボクの人生の中で一番おいしくてリーズナブルな蕎麦屋さんだと思います。まあ、今日たまたま大当たりの蕎麦だったという可能性がなきにしもあらずなので、近日中にもう一度来ます!ていうか、妻にも友人にも、あらゆる知り合いに紹介したくなる店だよココは!こんな蕎麦をこんな値段で食べられる店、なかなか無いよ!
再来店の可能性:◎
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