一楽そばや
営業時間:11:00〜18:00頃
定休日:水曜日
テーブル上の調味料:七味唐辛子、酢、胡椒(TONES)、あげ玉
ティッシュの有無:店内BOXティッシュ1個
接客:気にならない
画像:もりそば 550円

中華そばやこの店では「冷中」と呼ばれる冷たい中華はなかなかおいしいが、蕎麦を食べてる人を見たことない…一応店名に「そばや」とはあるが、上山のこういう雰囲気の店は今のところガックリきてしまうパターンが多いので、期待値をギリギリまで下げ、心の奥底で逆転ホームランを祈りつつ来店。品書きをチラリと確認して、いつも通りの『もりそば』を注文。ちなみに、大盛りは100円増し。

スポーツ新聞をめくっていると運ばれてきた蒸篭を見てギョッとした。こ、この食欲をそそらないエメラルドグリーンの蒸篭は…喜楽と同じやつ!喜楽?喜楽、一楽…楽…はっ!系列の店なのか、どっちかでどっちかが修行したのか、とにかく関係のある店なのだろうという事に気づいてしまった。となると、この太めの蕎麦もおそらく…意気消沈しつつ横を見やると、蕎麦猪口の中にパックのねりわさびと刻みネギがすでに入ってる…ひでえ…うぅ

2、3本たぐった蕎麦をそのままズズッ…香りは薄いが、黒いホシが少し食感に残って蕎麦を主張している。喜楽よりはブヨブヨ度は低いが、まだ量が多いだけ喜楽の方が頑張ってるよなあ…ここの倍近くあるもんな。色の薄いツユにひたしてズズッ、ねりわさびをのせてズズッ、どうせ蕎麦の香りは薄いんだから…と、テーブルのあげ玉を入れてズズズッ。コシが強くない事もあり、あっという間に食べ終わってしまい満腹感なし。蕎麦湯も出ない(ありませんか?と聞く気にもならなかった。蕎麦食べ歩きを始めて初、食後すぐにスーパーでホットドックを買って胃袋に補充。

食後、外観の写真を撮ろうとしてオヤッ?と思った。店の奥にアスファルトをひいた立派な駐車場…以前は無かったと思うが、そっかあ〜と唸った。出前の電話はひっきりなしにかかってたし、訪れる客も少なくなったから中華そばを食べてれば間違いのない店なのだよな…と、納得。こんなこともあるさ…とうなだれ、路地を曲がった。
再来店の可能性:×(蕎麦に関しては
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まねき庵
営業時間:11:00〜18:00
定休日:第1・3火曜日
テーブル上の調味料:一味唐辛子
ティッシュの有無:おしぼり
接客:気にならない
画像:せいろ 550円

国道13号、でんろくの工場から蔵王エコーラインの方に入ってスグ左側にあるお店。店内は広くヒンヤリしており、雑誌の並んだ本棚やテーブルなど窓から射す強い陽射しのせいもあるのだろうが、かなりくたびれ白っちゃけている。そんな窓も、大型車が多く通る道沿いだからしょうがないのだろうが、排気ガスとホコリで曇っており寒々しさに輪をかけている。

品書きを眺め『せいろ』を注文。他のメニューは手打ちうどん、茶そば、ゆずぎりなど…と見ていてハッと気づいた!せいろの大盛りは750円で普通盛りとの差額は200円だが、納豆そば、おろしそばは普通盛り750円、大盛り800円と差額はたった50円…ちょっとこの値付けは…まあ、サービスと取るか、そうでないものとして取るかは人それぞれだろう。

品書きを凝視しつつ各メニューの原価などを邪推していると、盆が運ばれてきた…おや?手打ちにしてはやけに早いな。蒸篭に盛られた蕎麦はそれなりにボリュームあるように感じる。黒いホシは見当たらず、白っぽい…2、3本たぐってズズッ、あまり蕎麦の香りはないが、食感から蕎麦粉が少なくないのはわかる…コシはあまり強くない。手切りなのだろう、細い蕎麦に混じって太いのがあったのでそれだけ口に放り込んでみたら、こっちの方がモッチリとして良い感じ。

さらにたぐってツユにひたす…おおっ?随分と色の薄いツユだなあ…底まで沈めても蕎麦が見える。ズズズッ、う〜ん鰹の香りは弱くないから、これで過不足はないのかもしれないけど、どうも物足りないというか何というか…かけ蕎麦のツユが色薄くても全然OKなんだけど、もりのツユは口に入れた瞬間に醤油のインパクトがポーンときて、後からダシがフワリてのに馴れちゃってるからなあ…最初からフワリじゃ調子狂うっていうか、もちろんボクの好みの問題ですが、例えて言うなら、神社自体がどうであろうと鳥居の色がオレンジじゃ間が抜けて感じちゃう、やっぱし鳥居は真っ赤じゃなけりゃ…と、そんなことを考えてしまう。

ネリワサビをのせてズズッ、大根オロシをのせてズズズッ、蕎麦自体は悪くないんだけどツユの事もあって何を足してもちょっと薄ぼんやりに感じる…こうなると、真っ黄色のタクワンや、その枚数がやけに多いことにまで一言いいたくなってくるな…窓の外には相変わらず大型車が走り、BGMのない店内にはそのエンジン音だけがズズズズズ…と低く響いてく。湯桶いっぱいの蕎麦湯を飲み干し、会計を済ませた。「ありがとうございました〜」注文取りの時は憮然としているよう感じた店員の、やけに愛想いい声を背中で聞きながら、ちょっとホッとした気持ちで店を後にした。
再来店の可能性:△
美や古
営業時間:11:30〜17:00
定休日:木曜日
テーブル上の調味料:七味唐辛子
ティッシュの有無:なし
接客:気にならない
画像:もりそば 500円

以前、一度だけ店前の『鍋らーめん』の看板につられて入った事があったが「ごめんなさい、今はやってないの」と言われ、そのまま店を出てしまった。先月あたりから『寒晒そば』の筆書きが貼られているので「まさか…まだ、蕎麦の実は寒風に晒されてる最中でしょうに」と思いながらも気になっていた。平日は早く閉めてしまうようだったので、日曜の昼間、まさか『寒晒そば』に出会えるとは思ってないが、このひなびた店がどんな蕎麦を出すのかちょっと期待しつつ暖簾をくぐった。

昭和の香り漂う店内…こういう砂利敷き床の店って今はなかなか無いよなあ〜と感慨にふける。品書きに『もりそば』を確認して、お茶を運んでくれたおばちゃんに注文。

改めて品書きをじっくり見ると、大盛りがたった50円増しであることに気ずいてビクッ!いやしかし、他に客はいないからもう茹で始めちゃってるだろう…諦めよう…二日酔い気味だしな、普通盛りでいいのいいの。しかし、他のメニューもなかなか安価で好感持てるなあ『ざるそば(520円』てホントに海苔代だけプラスしたって感じだもんなあ。『鍋らーめん』の看板は相変わらず店前にあるけど、中華はまったくやってないんだな…

ぶつぶつ考えてると盆が運ばれてきた。おっ!おおっ、この色は!予想外だなあ…『寒晒そば』と共に『韃靼そば』のポスターもあったことはあったが、まさかこの値段の『もりそば』で韃靼そばが出て来るとは思わなんだ…ルチンをたくさん含んでおり、健康にはいいらしいが独特の苦味が好みを左右するという韃靼そば、何度か他店の品書きで見かけたが値段は普通の蕎麦より5割増くらいだったよう記憶してる…500円で韃靼そば?スゴイ店だ。

韃靼そば…ボクは、数年前に一度だけ上山の『きこりそば』で食べたことがあったが、正直「クセのある蕎麦」というだけしか印象がない。改めて蒸篭の蕎麦を見据え、2、3本たぐってそのままズズッ…蕎麦の香りはほとんどしない…茹で加減も柔らかめなので、コシや食感に特筆すべきものは感じない。独特のクセも強くはないが、やはり薄く漂っていて「不思議な蕎麦」そんな第一印象。
ツユをつけてズズズッ、おっ!これは江戸風ツユだ…なるほど、この強いツユなら「不思議な蕎麦」にも合うな。ふと、壁を見やると額になった大入札に『萬盛庵』とある…そういえば、このツユ『萬盛庵』に似てるかも。本ワサビをのせてズズズッ、これはいけない…オロシてから時間がたってるのか香りが飛んでしまっている。しかし、この店が会社の近くにあったら通ってみたいなあ…韃靼そばは、肥満予防や肝臓強化にも効果あると聞くし、種モノもほぼ500〜600円台…で、大盛りは50円ときている!この蕎麦でカレー蕎麦とかうまそうだなあ〜
半分ほど食べ終えた所で持ってきてくれた蕎麦湯は、薄かったけど超アツアツ!体が暖まる…ツユがかなり多かったので、最後まで濃い鰹ダシのすまし汁をいただいてるようで、実においしかった。

重そうな灰皿、どでかい七味入れ、店名の彫られた蕎麦猪口と徳利…そしてベニヤ合板のテーブルと、重くて軽くて古くて懐かしい…蕎麦はともかく、ひなびた雰囲気の店が好きな人は間違いなく満たされちゃう!そんな店でした。ごちそうさま

この、この店先のすすけたサンプルとか…たまらん!
再来店の可能性:○
手打そば 久左ェ門
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日(祝日の時は営業)
テーブル上の調味料:一味唐辛子
ティッシュの有無:なし
接客:気にならない
画像:もりそば 680円

上山の旧道からはずれた高台の閑静な住宅街にある蕎麦店。外観は普通の民家にしか見えないが、内装はちゃんとお店っぽいつくりになっている。メニューは冷たい蕎麦のみ。お店のオススメは、野菜天、げそ天、温かい鴨汁(冷たいツユもついてる)のついた『岩沢膳(1,200円』。お客さんの一番人気は、『もりそば』に単品の『げそ天(150円』追加という組み合わせらしく、店内ほとんどのお客さんがコレを注文していた。

いつも通り『もりそば』を頼み、ポットからついできた蕎麦茶をすする…ああ、おいしい。ボンヤリしてると、意外に早く盆が運ばれてきた…洒落た陶器に盛られた蕎麦は、ややくすみながら輝いている。見るからにうまそうだ…ツユにひたさずそのままズズッとすする。うん、いちばん蕎麦を感じさせてくれるのは強いコシと粉の食感、匂いはあまり強くはなく、香ばしさも感じないが蕎麦の持つ独特な瑞々しさはしっかりと実感できる。

もうひとたぐりして、今度はツユにひたしてズズズッ!品書きの端に「ツユは辛めですが…」みたいな事が書かれていたけど、別に辛くも濃くもないなあ…普通の山形の蕎麦ツユだ。味が口の中でフワッと広がり、スッと消えて蕎麦の邪魔にならない。本ワサビをのせてズズズッ!ああ、やっぱり本ワサビはうまい…そして蕎麦に合う!

半分程食べた所で、蕎麦湯が運ばれてきた。随分大きな湯桶だけど、これいっぱいに入ってたら嬉しいな…思わず蓋を開け中をあらためる、おっ!たっぷり入っててしかもかなり濃そう!やった!最後の二口に大根おろしをのせていただき(辛味大根ではなかった)、残ったツユに蕎麦湯をトロトロトロ…ズズズズッ、あ〜お腹が暖まる。他のお客さんを見てみると、2人に対してこの湯桶1つみたいだけど1人客にもこんなたっぷりついできてくれるなんてサービスいいなあ…せこい話だが、これで680円の元が取れる…なんて考えてしまう。思わず全部飲み干してしまった。
着てきた上着を羽織る気にならないくらい暖まり、廊下に出て厨房のおばちゃんに「ごちそうさま」と声をかけると「はい、ありがとさま〜830円ね〜」あれ?と思って固まってると「あ、ゴメンなさい、お兄さんはおそばだけだったっけね」とカラカラと照れ笑い、ゴメンなさいね〜と屈託なく笑うおばちゃんの明るさに、なんだかこっちも楽しくなってお金を渡しながら「おいしかったですよ」と言うと「あら、ありがとさま。これに懲りずにまた来てね〜」と、また笑顔…なんだかいい気分で店を階段を降りた。ごちそうさまでした
再来店の可能性:○
山椒
営業時間:11:00〜19:00
定休日:不定休
テーブル上の調味料:一味唐辛子、胡椒
ティッシュの有無:店内いくつかBOXティッシュ
接客:気にならない
画像:ざるそば 600円

相変わらず一番のお気に入りで通っている『松茶庵』の近くなので、「あそこの蕎麦もいっぺん試してみなきゃ…」と思いながらも足が向かなかった店。しかも、中華そばがおいしい店なので、今までのジンクスから考えてどうも嫌な予感がする…しかしまあ、もしもという事もあるし、ここ一週間新規開拓してないし…てな事で意を決し暖簾をくぐった。
昔ながらの食堂風…という雰囲気まんまの店内、コンクリートの床に使いこまれたテーブル、色褪せた座敷き。でも、清掃が行き届いており実に清潔感があって落ち着く。テーブル席に腰をおろして品書きに目をやる…おや?『もりそば』がない…めずらしいな…しかも、蒸篭関係は『ざるそば』と『鳥ざるそば』のみとは…期待感のレベルをグッとグッと下げて『ざるそば』を注文。

「おまたせ〜」おばちゃんが運んできてくれた蒸篭の雰囲気は思いのほか悪くない…白い蕎麦に黒いホシがポツリポツリと存在を主張し、変にツヤツヤしてなくていい感じ。ワサビもネリワサビだけど量タップリで嬉しい。まずは海苔を避け2、3本たぐって何もつけずにすする…ズズッ、蕎麦の香りは強くないけどコシが強くておいしい。

次はツユをつけてズズズッ、ワサビをのせてズズズッ…うん、やはり蕎麦の香りは弱いけど、茹で加減が絶妙ですごくいいコシがある。つなぎのツルツル感と、蕎麦粉独特の歯応え、それぞれの良さが最大限に生きてる気がする。香りからすると、つなぎ多めの蕎麦だと思えるが、これはウドン粉蕎麦なんて呼ぶ気にならない凄く完成された作品だよ…また、蕎麦の香りの足らない部分をパリパリの海苔が補っている。これで海苔が乗ってなかったら、どんだけ絶妙なコシがあっても口飽きしてしまうだろう…やっぱ、そこらへん計算してもりそばを出してないのかな?そうだよな…う〜ん、さすがだ。
小さめの湯桶にたっぷり入った蕎麦湯をすすりながら、ふ〜っと息をつく。コシが強いから、かなり食べ応えあって、パッと蒸篭を見た時の印象よりもズッと満腹感を得ることができた。石頭にならぬようにと心がけて食べ歩いてるつもりでも、どうしても思い込みとして持っていた「蕎麦粉多い方がエライのだ!」みたいな固定観念をパリンと割られたような爽快感を覚えつつ、またひとつ蕎麦の道の彩りに触れる事ができたように思った。ごちそうさまでした
再来店の可能性:○
《関連記事リンク》山形ラーメン消化機構『山椒』
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