伊勢そば
営業時間:11:00〜19:00
定休日:不定休
テーブル上の調味料:一味唐辛子、胡椒、チューブわさび
ティッシュの有無:なし
接客:サロンパスくさい店員
画像:もり天 750円

店に一歩足を踏み入れると、古びた駅の手洗いを思わせる芳香が微かに漂ってくる…コンクリートの床も、座敷の畳も汚れ、店のそこかしこが雑然としている。

壁の品書きから『もり天』を注文…ネットで見掛けた評判だと600円とのことだったが、原油高などを理由に今月から一気に150円も値上げしたそうだ。壁にかかった“どよまん”の「堅」という色紙を眺めていると、蕎麦が運ばれてきた。

割箸と同じ太さの蕎麦、はじめからネギが入ってる甘いツユ、冷たくて堅いカキアゲ…噂通りだ。すすることの出来ない蕎麦を咀嚼…あまり蕎麦の香りは感じないが、ウドン粉蕎麦とまでは酷くない…6:4てとこだろうか?

薄めのツユに蕎麦をひたし、冷たく油っぽいカキアゲをひたしながら食べること30分…どうにか完食。金属のポットに入れられた薄い蕎麦湯を二口飲んで店を出た。

食べてる途中「あれ、ここはどこだっけ?」と考えてしまう瞬間があった。まるで、アジアの町の裏通りにある食堂に入ったかのような錯覚…悪臭、不衛生、無愛想な店員。テーブルでひとりドンブリと格闘する常連らしき老人の皿を指差し「同じの1つ」と注文すると、不思議な麺がドンブリに盛られ運ばれる。「この泥ネンドみたいな色の麺は何だろう?」と思いながら口に運んで驚く「!」これ…もしかして蕎麦?みたいな…
蕎麦としての善し悪しはともかく、こうして色々と妄想させてくれる個性的な佇まいは嫌いじゃないし、このボリュームで600円だったのならば人気があるのもうなずける。悪い印象ばかり書いてるように感じるかもしれないが、決してそういうつもりはない。この店がここにあることが無性に嬉しい…そんな気持ちになる、不思議な…ホントに不思議な店である。
再来店の可能性:△
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