山椒
営業時間:11:00〜19:00
定休日:不定休
テーブル上の調味料:一味唐辛子、胡椒
ティッシュの有無:店内いくつかBOXティッシュ
接客:気にならない
画像:ざるそば 600円

相変わらず一番のお気に入りで通っている『松茶庵』の近くなので、「あそこの蕎麦もいっぺん試してみなきゃ…」と思いながらも足が向かなかった店。しかも、中華そばがおいしい店なので、今までのジンクスから考えてどうも嫌な予感がする…しかしまあ、もしもという事もあるし、ここ一週間新規開拓してないし…てな事で意を決し暖簾をくぐった。
昔ながらの食堂風…という雰囲気まんまの店内、コンクリートの床に使いこまれたテーブル、色褪せた座敷き。でも、清掃が行き届いており実に清潔感があって落ち着く。テーブル席に腰をおろして品書きに目をやる…おや?『もりそば』がない…めずらしいな…しかも、蒸篭関係は『ざるそば』と『鳥ざるそば』のみとは…期待感のレベルをグッとグッと下げて『ざるそば』を注文。

「おまたせ〜」おばちゃんが運んできてくれた蒸篭の雰囲気は思いのほか悪くない…白い蕎麦に黒いホシがポツリポツリと存在を主張し、変にツヤツヤしてなくていい感じ。ワサビもネリワサビだけど量タップリで嬉しい。まずは海苔を避け2、3本たぐって何もつけずにすする…ズズッ、蕎麦の香りは強くないけどコシが強くておいしい。

次はツユをつけてズズズッ、ワサビをのせてズズズッ…うん、やはり蕎麦の香りは弱いけど、茹で加減が絶妙ですごくいいコシがある。つなぎのツルツル感と、蕎麦粉独特の歯応え、それぞれの良さが最大限に生きてる気がする。香りからすると、つなぎ多めの蕎麦だと思えるが、これはウドン粉蕎麦なんて呼ぶ気にならない凄く完成された作品だよ…また、蕎麦の香りの足らない部分をパリパリの海苔が補っている。これで海苔が乗ってなかったら、どんだけ絶妙なコシがあっても口飽きしてしまうだろう…やっぱ、そこらへん計算してもりそばを出してないのかな?そうだよな…う〜ん、さすがだ。
小さめの湯桶にたっぷり入った蕎麦湯をすすりながら、ふ〜っと息をつく。コシが強いから、かなり食べ応えあって、パッと蒸篭を見た時の印象よりもズッと満腹感を得ることができた。石頭にならぬようにと心がけて食べ歩いてるつもりでも、どうしても思い込みとして持っていた「蕎麦粉多い方がエライのだ!」みたいな固定観念をパリンと割られたような爽快感を覚えつつ、またひとつ蕎麦の道の彩りに触れる事ができたように思った。ごちそうさまでした
再来店の可能性:○
《関連記事リンク》山形ラーメン消化機構『山椒』
喜楽
営業時間:11:00〜15:00
定休日:不定休
テーブル上の調味料:醤油、塩、七味唐辛子
ティッシュの有無:各テーブルBOXティシュ
接客:気にならない
画像:天ざるそば 800円

蕎麦の道に目覚めてからは行ってなかった喜楽、いつか行ってここの蕎麦の素顔を見つめ直さなければ…と思ってるところへ、天ざる値下げの情報が!この、原材料高騰により値上げする店が増えている昨今、まさかの値下げ?でも、喜楽だったらやりかねん…ひょっとして量が減ってたりするかも?なんて邪推もしつつ暖簾をくぐりました。

平日昼とあって客はゼロ、座敷きに腰を下ろして壁に貼られたメニューを見る…おおっ、ホントに値下げしてる!お茶を持ってきたおばちゃんに「天ざる」と告げると「よし」とばかりに満足そうにうなずき厨房に向かった。ここは揚げたり茹でたり蕎麦を洗ったり蕎麦を洗ったり蕎麦を洗ったりに手間がかかるのか、いつも出てくるまでに20分以上かかるので新聞をじっくり読みこむ…で「もう、どこも読むとこないよ」て頃にやっと第一陣が運ばれる。

今回、全品集合写真が無いわけは、おばちゃんが「茶わん蒸し(中身はカマボコ)食べて待ってて」と何度も言われるわ天ぷらがなかなか来ないので、待ちきれず…ちなみに、左上小鉢はキャベツのおひたし、ワサビはチューブからニュルっと出したままの形状です。

第二陣は蕎麦、このプラスティックの蒸篭とお盆の配色がなんとも食欲を減退させる色合いで堪らない。蕎麦の方は、相変わらず太くてブヨブヨ…そして、歯が沁みるほど冷えている。量は相変わらずたっぷりで、蕎麦の香りは…あるなしでいうと「冷えてる」うん、書きまちがいじゃなくそういう感じ。すごく丁寧に洗ったんだろうなというこだわりが感じられる。

第三陣でやっと天ぷらが到着、その山盛りの皿を見て驚いた!値下げで減ってるどころか増えてるんじゃない?えび3、タラの芽4、ふきのとう4、細竹3、いんげん(束)2、シソの葉1、さつまいも2(分厚い)、カボチャ2(分厚い)、ちくわ(丸々1本!)、ししゃも1、なす1、ピーマン1…どうよ、このボリューム!嬉しいことに以前より山菜の数が増えている!ていうか、以前のラインナップに山菜を追加したって感じ?もちろん揚げたてホクホク、蕎麦ツユにビシャッとひたしてしまうのは勿体無いので、塩をチョンチョンとつけながらいただく…うん、うまい!普通にうまい!(天ぷらの種類や量はその日の仕入れによって変化すると思いますので、ボクのこのラインナップはあくまで参考という認識でお願いします)
もちろん、半分も食べ切れず、残りは備え付けのビニール袋に詰めてお持ち帰り…蕎麦だけはどうにか食べ切ったが、ここで無理したのが仇になり夜まで胃痛に苦しみました。そういえば、今回は初めて蕎麦湯が出てきたなあ…満腹過ぎてとても飲む気にならなかったけど…

壁に貼られたメニュー、ひっくり返された部分には「夜7時まで営業」とある…もしかしたら、満席になったりもする土日は夜も営業してるのかもしれません。あと、個人的に一度は消えてしまったカレーライスが復活していたのも嬉しい!カレーも大盛りなんよ!食後、今回はやけにフレンドリーだったおばちゃんに「たまに来てくれるよね」とか話しかけられて、しばらく世間話したんだけどとにかく満腹で気のきいた質問もできず…ここの蕎麦って個性的ですよね?とか聞いてみれば良かった。ボクは好みではないけど、ここの蕎麦が好きって人たまにいるんだよなあ…ホント、人の好みって色々でおもしろい。にしても、この店のサービス精神に感服!ごちそうさまでした
再来店の可能性:○
《関連記事》山形ラーメン消化機構『喜楽』
清来軒
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日
テーブル上の調味料:一味唐辛子、胡椒
ティッシュの有無:店内いくつかBOXティッシュ
接客:気にならない
画像:もりそば 550円
羽州街道、上山十日町通りを抜けたクランクにあるお蕎麦屋さん。中華そばは何度か食べたことがあり、なかなかおいしかったので期待を…してしまうと、コケる可能性が高いのでグッと抑えつつ訪れてみました。
平日の昼時、店内にいる2組のお客さんはみなさん中華そば、あらら…さらに期待度を落としながら、いつも通り『もりそば』を注文。改めて品書きをじっくり眺める…うどん類、どんぶり物、やはり中華そば関係が一番多いな『かも野菜ラーメン(850円』というのは初めて見掛けるメニューだ。鴨肉に野菜?う〜ん、不思議。

「おまたせ〜」品書きに見入っていると盆が運ばれてきた。「はい、どうも」と答えつつグッと蒸篭を覗き込む…微妙な色艶だなあ、2、3本たぐってすするズズッ、ああ〜やはり、つなぎ多めのタイプだったか…残念!蕎麦の香りはあまりせず、ただツルツルと食感は良いのであきらめてたぐる。プラスティックの蕎麦猪口が社員食堂のようで侘びしい…蕎麦粉多めだと、香りを長く楽しんでいたいと執拗に咀嚼するので、量の割にかなり満腹感があるが、こういう蕎麦だと明らかにもり一枚では物足りなくて、さらに残念

薄めの蕎麦湯で腹を温めつつ、中華そば屋になってしまった蕎麦屋の悲しみに想いを馳せた。
再来店の可能性:×(蕎麦に関しては(中華は好きです
《関連記事》山形ラーメン消化機構『清来軒』
松茶庵
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
テーブル上の調味料:一味唐辛子、胡椒、辣油
ティッシュの有無:店内BOXティッシュいくつか
接客:気にならない
画像:もりそば(大盛り)600円

数週間前に絶賛した上山の松茶庵に週1、2度のペースで通っている。蕎麦の風味にブレはなく、相変わらず香ばしさのあるしっかりした味で、実においしい。

基本的に『もりそば普通盛り』専門のボクですが、ここではもうどうにもタマラン的に大盛りを頼んでしてしまう…だって、大盛り100円増ですよ!普通は蕎麦屋って200円くらい平気で取るでしょ?ウドン粉蕎麦の店だって150円くらいはとりますよ!だのに、100円!もりそば大盛り600円!ありえん…

漬け物の量は日により多少変わるが、本ワサビはいつでも多めなのが嬉しい。

先日は、この店のお客さんに人気のある味噌ラーメンを食べてみたのだが、これも実においしかった(詳しくは、山形ラーメン消化機構にて)。他のメニュー…例えば、あたたかい蕎麦とか、かつ丼なんかに惹かれることもあるのだが、やはり暖簾をくぐると「大もり一枚!」と言ってしまう。そして、みじんも後悔することなく店を後にする。
いつか、お店の方と会話できるような機会があったら「太打ちとか…やらないん…ですか?」とか聞いてみたい。ここの粉と技術で太いのも打ったら凄い蕎麦ができそうな気がするんだけどなあ…1日10食限定!とかで打ってくれたら…あいや、身勝手な客の独りよがりな妄想でございます。

再来店の可能性:◎
松茶庵
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
テーブル上の調味料:一味唐辛子、胡椒、辣油
ティッシュの有無:店内BOXティッシュいくつか
接客:気にならない
画像:もりそば 500円
おかしい…正月休みの間しばし蕎麦から離れていたせいか、昼休み近くなり腹が減っても何だか蕎麦という気分にならない…もっと、ラーメンとか揚げ物とか…つまりは、蕎麦にハマる以前の味覚に戻ってしまったようであった。まいったなと思ってるうちに昼休み…でも、まだふんぎりがつかない。理性は蕎麦を、本能は油を求めてキッパリと意見が対立してしまっている。蕎麦に踏み切れない理由はもうひとつあった…この辺りにある、本やネットで調べた「おいしい」と評判の店はほとんど行き尽くしてしまったのだ。あとは、中華そば等バラエティーなメニューを扱う店にイチかバチかで入ってみるしかないのだ。おいしい蕎麦である可能性が高いのであれば、まだ本能を説き伏せる事もできるだろうが、可能性が低いとなると俄然分が悪い。
8割方、会社近くのラーメン屋に気持ちが固まったのだが、外に出るとさっきまでの晴天が嘘のように雨が降ってる。これは、ある意味チャンスだ!本能に「雨の中を傘さしていくのもダルいから、どうせなら車で出ましょうよ」と誘いをかける「そっかあ、まあ…そうだな」よし、ノッた!車に乗っちまえばこっち(どっち?)のもんだ、中華そばのおいしい店を何軒か素通りした後、バスターミナルの先にあるこの店に入った。

せまい駐車場にどうにか車を押し込み、暖簾をくぐる。テーブル席に座って品書きを見やる…と、『もりそば(500円』えっ!ご、ごひゃくえん?これはヤバいなあ…ここらの相場は550円で、それでもウドン粉蕎麦の出てくる確立が低くはないのに500円とは危険だ…しかし、品書きの蕎麦メニューは少なくないし、座敷きのお客さんにはちゃんと蕎麦湯も出てるようだ…よし、と意を決して『もりそば』を注文。改めて他のメニューに目を通す…『ざるそば(550円』『鴨なんばんそば(750円』大盛りは各種100円かあ…やはり、ここらの店に比べるとかなり安い価格設定だ。それに、中華そば、うどん、ドンブリの各メニューもかなり品数が多く、ウドン粉蕎麦の気配が濃厚に…戦々恐々としていると、おばちゃんが盆を運んできた…

あれっ?見るからにおいしそうな蕎麦だ。ウドン粉が多いと妙にツヤツヤしてるんだけど、そんなことない…細打ちで、いい色してる…しかも、これ手打ちどころか、手切りだよ…蕎麦の太さにちょっとバラつきがある。こんな細いのよく切れるなあ…感心しつつ、2、3本たぐってズズッ!甘味のある蕎麦の香りがパッと広がり、咀嚼と共にあのクルミのような香ばしい匂いが口いっぱいに広がる「ええ〜っ?えぇ〜」心の中で驚愕しつつ、もうひとたぐりズズズッ!やっぱり…『一休』『たから亭』2軒の正直あまり量の多くない蕎麦でしか体感したことのないこの香りが、500円の蕎麦で味わえるとは!ツユにひたしてズズズッ!本ワサビをのせてズズズッ!おいしい…文句なしにおいしい…

十割で細くてブチブチ切れる蕎麦の店を思い出しつつ、石臼だの自家製粉だのと看板に仰々しく書いてなくても、こんなにおいしい二八蕎麦をこんなに安く食べさせてくれる店があるのだなあ…ていうか、もう少し宣伝上手ならアソコとかアソコみたいに立派な店舗と大きな駐車場が作れるだろうに…いやいや、それをしないとこがアレなんだろうな、不器用というか何というか…この店の店主を勝手に想像して、勝手に感動。漬け物も青菜漬けと白菜漬けがたっぷり、蕎麦湯はまあそんなにドロドロではないが、それは高望みというもの…ツユも多めでホント素晴しい!
今のところ、山形で一番…いや、ボクの人生の中で一番おいしくてリーズナブルな蕎麦屋さんだと思います。まあ、今日たまたま大当たりの蕎麦だったという可能性がなきにしもあらずなので、近日中にもう一度来ます!ていうか、妻にも友人にも、あらゆる知り合いに紹介したくなる店だよココは!こんな蕎麦をこんな値段で食べられる店、なかなか無いよ!
再来店の可能性:◎
《関連記事リンク》山形ラーメン消化機構『松茶庵』






